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槍売りの青年、北へ

耶律輝: さて、そろそろ帰るか…食事の用意もできている頃だろう。

董平: 槍いりませんか。

耶律輝: な、なんだ貴様ッ!

董平: ねぇ兄さん、槍いりませんか。

耶律輝: ここに何をしにきたのかと聞いている!

董平: 聞きましたよ。アナタ槍突きなんでしょ?槍突きだったらアナタ槍買わなきゃ!

耶律輝: 槍突きじゃない、耶律輝だ!そんなダジャレな理由だけでここまで行商しに来るな!

董平: まぁ見るだけ見てって下さいよ。こっちもこれで喰ってんですから。

耶律輝: 軍人だろオマエ。

董平: とりあえず、こっちが右手用。間違って左手で持つと高圧電流が…

耶律輝: 売るな、そんなもん!の前にサイズ変えてまでしたツッコミをないがしろにすんな!

董平: やれやれ…これだから北のお方は野蛮だとか風流を解さぬだとか言われるのですよ。

耶律輝: 頭イタくなってきた…とりあえず、帰ってくれ。槍ならホラ、もう持ってるから。

董平: ほう、これはなかなか良い槍だ…うりゃっ!ボキッ!

耶律輝: おい!なんてことしてくれるんだ!

董平: はい、このように一本の槍では敵にたやすくヘシ折られてしまいます。
ところが、こうして二本の槍を使うとどうでしょう!

耶律輝: 一本づつ折られるだろ。 

董平: ………………はい?

耶律輝: 片手に一本づつ持って使うんだから「束ねて使う」局面なんかないだろっ!

董平: まぁそう言わずに束ねて持ってみて下さいよバリバリバリッ!

耶律輝: ぎゃぁぁぁっ!!

董平: あぁ、言わんこっちゃない。右手用のも左手で持っちゃうから。

耶律輝: お、オマエが持たせたんだろう、が…………

董平: とりあえず私の勝ちという事で、一件お買い上げっと。次は…お、「槍突こう!くほぉ〜っ!」だって。こいつんちに行ってみよっと。

耶律輝: コラ…槍置いてくな…あと俺を放っていくな…ていうかそれは「耶律国宝」だろって…本当にツッコミを聞かないな、オマエは…

 

 

董平: あ、そうそう。

耶律輝: うぉ、戻ってきた!

董平: あとで旗も売りにきますから。

耶律輝: もう来んな!


 

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