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−太湖編−
曹正: そうだ。しかも二竜山を離れての収録だそ。…いやか?
楊志: いやなわけないだろう。しかし、なんで急に?
曹正: ロケに出かければ、ろっちーしん収録から逃れられると思ってな。
楊志: …なるほど。それじゃあ、出かけるとしようか。
曹正: ついたぜ、ここだ・・・
楊志: 曹正!俺に再びこの地を踏ませるのか・・・
曹正: ああ。俺に・・・いや、俺達に出会い、そして大きな成功を収めたオマエだが、
いまだに過去の失敗を引きずってるんでな。オマエ自身には自覚はないかもしれんが・・・
「青面獣楊志の魂」は、まだこの辺を彷徨っているんだ。
楊志: なるほど・・・俺にもう一度、あのパフォーマンスをさせようというのか・・・
曹正: そのとおり。ただし、今回は成功してもらう・・・いや、成功させてやる、俺が!
楊志: 曹正・・・ありがとう・・・俺なんかのために・・・
曹正: 礼を言うのは成功させてからだ・・・行こう、船は用意してある。
楊志: 曹正・・・
曹正: なんだ?
楊志: この船、泥でできてないか?
曹正: 気にすんなって・・・よし、石積もうぜ、石!
楊志: 曹正・・・この岩、大きすぎるんじゃないか?
曹正: 気にすんなって・・・ビビッてんのか?それじゃ、出発!
楊志: 曹正・・・何でオマエはライフジャケット着てるんだ?
曹正: 気にすんなって!
楊志: 曹正、船底が解けかかってないか?
曹正: 気にすんなって!!
楊志: 曹正!この船沈んでんじゃないか?
曹正: 気にすんなって!!!
楊志: おい!!ガバッ、ゴボッ・・・!
曹正: 気にすんなって!!!!
楊志: 何でオマエの所には救命ボートが駆けつけてるんだーっ!
曹正: 気にすんなってぇー!!!!!
楊志: その「ドッキリ」って看板なんだぁーっ!
曹正: 気にすんなってぇぇーーっっ!!!
「和尚のネタと大して変わんない気がするが?」
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