ろっちーしん第三話

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施恩：　あ、和尚。おはようございます！

魯智深：　おぉなんだ、武松はいねぇのか？

施恩：　兄貴なら「和尚が来たら相手してやってくれ」って、どっか行っちゃいましたよ。

魯智深：　そっか。じゃあオマエが武松の代わりに手伝ってくれるってことだな。

施恩：　兄貴と約束しましたからね。やりますよ！で、何です？

魯智深：　ろっちーしんの収録。

施恩：　そ、それですか…　　押し付けやがったな、兄貴…

魯智深：　なんか言ったか？まぁとにかく頼むぜ。前にやった奴は大好評でなぁ。

施恩：　兄貴に聞いた話と違うような…どんな人達にうけたんです？

魯智深：　仏門に入っても酒の味が忘れられない男に大ウケだったよ。

施恩：　って、それ自分のことじゃないですか！

魯智深：　そうだよ。

施恩：　認めた！酒飲みたいだけの企画だったって認めた！

魯智深：　いいから早くしろよ。どんな問題だってすぐに解決してやるから。

施恩：　わかりました。それじゃあ、いきます…

張青さんが、いつも大事そうにしてる壺があるって、知ってます？ 中からフワ〜と甘い匂いがしてくる壺で、張青さんもニコニコしながら壺の中覗いてるんですよ。 だからこないだ「何が入ってるんですか？」って聞いたんですけど、「この中には毒が入ってるから、決してなめるなよ」とか言うんですよ… そんなこと言われたら余計に気になるじゃないですか？何か良い方法はないですかねぇ？

魯智深：　いいねぇ、ネタ振りバッチリ！成長してるぜ！！

施恩：　そんなことないですよ、ハハハ…それはそうと、早く問題を解決して下さいよ。

魯智深：　超楽勝。いいか、これから張青の家に行ってアイツを怒らせるようなことをするんだ…そしてアイツが怒ったら、「お詫びに毒を飲んで死にます！」っつってその壺の中身をなめるんだ。簡単だろ？

施恩：　…うっそ……和尚、それじゃトンチですよ？

魯智深：　そういう話だろ、もともと。それじゃ張青んとこ行くぞ！

施恩：　張青さーん？ありゃ、留守か…まぁいいや。で、「怒らせる」って具体的にどうすれば？

魯智深：　わしに任せろ。仏様だって怒らせてみせるぞ。　

施恩：　反論の余地がない…じゃ、とりあえずお任せします。

魯智深：　よっしゃ！うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁっっっ！！！

施恩：　おお、さっすがぁ・・・手当たり次第にブッ壊していくなぁ・・・

魯智深：　ぬぇぇぇぇりゅぁぁぁぁぁぁっっっっっ！！！

施恩：　すごいな、ははは…これって、保険効くよねぇ？

魯智深：　そりゃっ！うりゃっ！どりゃあぁぁぁぁぁっ！

施恩：　…こりゃまじぃ！和尚、完全にデストロイヤーズ・ハイだ！ねぇ和尚！！もういいでしょ！壺の中身なめましょうよ、壺の中身！！

魯智深：　一人でなめてろ、バーカ！ブァァァカ！！

施恩：　・・・・な、なんじゃそりゃあぁぁっ！！！

魯智深：　がっはっはっはっはっ！！気分爽快！

施恩：　まだやってる…しょうがないなぁ。じゃあ「張青さん、すみませんでした！」
ングッ！？…やば…これっ、本当、に、毒……！？　　バタッ！！

武松：　さてと、そろそろ終ってる頃かな？

施恩：　うう……あ、兄貴…

武松：　お、おい、どうしたんだ？

魯智深：　よぉ武松！今回も、バッチリ良い画が撮れたぜ！

武松：　……みたいだな。