サンダー馬スク

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欧鵬：　また俺が弓やミサイル撃ち込まれたり大気圏外に飛ばされたりするんじゃないだろうな？

蒋敬：　おいしかったじゃないか。

欧鵬：　それでも嫌な物はイヤなんだよ！もっとこう、ハートフルな話はないのか？

蒋敬：　そういうと思ったので、こんな話を持ってきたぞ。はい、タイトルドン！

欧鵬：　？？？…どんな話なんだ、これ？

蒋敬：　うむ。狂気の天才科学者（小生）の生み出した禁断の研究・人造人間（おぬし）が
空っぽの心から誕生して人の心を知るまでの物語だ。

欧鵬：　人造…あぁ、そういうことね。元ネタわかりづらいな！

蒋敬：　まぁ「シュタイン」って入ってるから大丈夫だろう。たぶん。
とにかくその力と生まれ故に人々に恐れられていたおぬしは、一人の少女との
交流をきっかけに人間の温かさに触れて云々という話になる。ハートフルだろ？

欧鵬：　いいよ、それ！そういうのを早くさせてくれれば！
で、その少女役ってのは、いったい誰が…

蒋敬：　こいつ。

欧鵬：　陶宗旺じゃねぇか！少でもなければ女でもねぇ！

蒋敬：　馬麟の方がよかったか？

欧鵬：　そういうこだわりがある人はいそうだけど変わらねぇよ！

蒋敬：　まぁ、これは第一弾だからな。これがうまくいけば女性人気も急上昇して
相手役の申し込みなんてのはよりどりみどりのどす恋ジゴロであろう。

欧鵬：　そうなのか？そうなることに期待したいが。

蒋敬：　よし、それでは収録に入ろうか。

欧鵬：　研究室のセットか…

蒋敬：　そう、人造人間誕生のシーンからやっていくぞ。じゃ、その椅子に座ってくれ。

欧鵬：　あぁ。この、ベルトとかは？

蒋敬：　無論つけてくれ。ガッチリとな。よし、じゃあ本番行こうか。

欧鵬：　早いなぁ！演技指導とかはいらないのか？

蒋敬：　大丈夫。とりあえず、おぬしは最初寝てれば良いのだ。

欧鵬：　目覚めるまでは黙ってるんだな。よし……………

蒋敬：　…うむ。それでは小生も演技に入ろう……

蒋敬：　我が生涯を全て捧げたこの研究…人が、人を創ること！
今、その研究が最終段階を迎えた！そう、このスイッチを入れれば…
この300万ボルトの電圧スイッチを入れれば、こいつは動くはずだ！

欧鵬：　待てコラァッ！

蒋敬：　えいっ！バリバリバリッ！！！！

欧鵬：　ギャース！！

蒋敬：　おぉ、なんとしたことだ…実験は失敗か！？

欧鵬：　成功……する、わけ…ねぇだろ……

蒋敬：　よし、電圧アップで再チャレンジ！バリバリバリバリッ！！

欧鵬：　結局こんな展開かぁ〜〜っ！！！